2018年5月30日水曜日

Brian the Sunとthe Sun


こちらのブログは久しぶりの更新ですね。

Brian the Sun しんじです。


改めて、the Sun ツアー 全国20カ所ご来場頂きありがとうございました!

本当に各所、思い出に残るツアーになりました。

今回のツアーは本当にメンバーみんなで悩み、試行錯誤を繰り返し、トライアンドエラーを続けて自分達とは一体なんなのかみたいな事を問いただすような気持ちでした。

正直言って、解散や脱退、不慮の事故などでバンド活動を終える仲間達をこれまでいくつも見てきて、この28歳になる今年Brian the Sunとしてツアーをまわることが出来るということを素直に嬉しく思ったし、支えてくれるファンやスタッフのみんなへの感謝を今までにないくらいに嚙みしめるツアーになりました。



僕らはメジャーデビューをしてから、『パトスとエートス』という攻め攻めのロックなアルバムを出しました。

そして2枚目のアルバムとして『the Sun』というポップ色の強いアルバムを出しました。

みんなは一体どういう感想を持ったのでしょうか。


いろいろあると思います、変わってしまった?若い頃の衝動を忘れた?とか

そんな意見があっても不思議では無いくらいポップスというものを考えて作ったアルバムです。

なのでBrian the Sunに対するイメージや先入観のフィルターを通す前にひとつの音楽として聴いてもらえたらなと思っています。

僕たちは昔から様々な楽曲を作ってきたし、音楽の幅はすごく広いバンドだと思っています。

メジャーに行って変わったとかよく言われるけれども、作品(アルバム)を作る上で誰かに強制されたことも無いし、そんなことできるようなメンバーじゃ無いことはご存知では無いでしょうか。

パトスを作る時もthe Sun を作る時もメンバーでこういうコンセプトで作りたいとか、次はこんな作品にしようとか、常に自分達のやりたいことを音楽にしてきたつもりです。

次どんな音楽性になるか、僕自身も未知数ですしワクワクしています。メタルになるかもしれないしレゲエになるかもしれないし。。。笑




良太の言葉を借りるけれど、『僕たちは変わり続けます。』

僕はそれがBrian the Sunだと思うし、そこに誇りを持っています。

人の心は成長していくし、物の見え方考え方は常に変わっていきます。

時代も当然のように目まぐるしく移り変わっていきます、ただ、人の信念や愛情はそう簡単には変わりません。

僕たち4人の信念や心の奥底の熱が支柱となってBrian the Sunというバンドは存在していると思っています。


『the Sun』という曲が生まれた時、Brian the Sunというバンドは僕たち4人がいるからBrian the Sunなんだという事を強く思いました。

4人がステージに立つ、ということに大きな意味を感じました。

奇抜な音楽でも派手な音楽でも笑えるような音楽でもないかもしれない、けれど、この4人が音楽を鳴らすことに意味があるんだと。

僕たち4人の存在と音楽で、ちょっとした幸せを見つけれたり、背中を押せたり、ポジティブなメッセージの曲じゃなくても誰かの力になれたらいいなって本気で思ったし、そういう気持ちでツアーを回ってきました。

そう思えたのも、がむしゃらに続けてきてたくさんの人に応援して貰えてたくさんのスタッフが力を貸してくれたおかげです。

素直にそういう事を伝えるのは難しいけど、本気でそう思います。






どうした、しんじキャラじゃないぞって言われるかもしれません

けどツアーが終わって、あーバンドっていいなーバンドやっててよかったなーって思ったんです。

もっともっと楽しい事したいし好きな人達に囲まれて仕事したいなーって思ったんです。


幸せな仕事だなって。


僕たちはウサギのように足は速くないかもしれないけれど、これからも一歩づつ歩んでいきたいと思います。

一緒に年を重ねて、一緒にいい景色を作っていこうね。




これにて、the Sun ツアー を終わりたいと思います。

本当にありがとうございました!






photo by 小杉歩